第28章 想い
左手で持った白帝の柄に
恵土が右手を重ねてきた。
秀次「!」
恵土「いくぞ(にや」
秀次「ああ(微笑」
思わず、両手で白帝を握る。
恵土「せぇ~の!!」
ずばぁん!!!
その掛け声と共に振り、黒い空間を打ち破った
ビシビシビシビシッ!
ばりぃん!!!!!!!!
この手で、共に…
未来へ……
そして外へ出た直後、待っていたのは…
恵土「!…迅、駿、遊真」
近界民たちを縛り上げてから
遊真が近界へ送るために操作するよう
思うがままトリガーでした後、その球体の前にいた所だった…
遊真「よっ^^(手をあげる」
緑川「おかえり^^(恵土へ飛びつく」
恵土「ただいま^^(ハグ&なでなで」
遊真「ずるいぞ」
緑川「早い者勝ちだよ!^^」
飛びつくのに対し、同様に飛びつき
最後には恵土から抱き締められて撫でられていた…
秀次「…(微笑)
(こいつのおかげで…
どんなに闇が襲い掛かろうとも
あの日々があったから
最後には、白帝を起動できた」
一つの確信から
いつもなら怒っていたはずの光景を見ながら
笑っていた…
とても幸せそうに笑う恵土を見て
とても嬉しそうに…
笑う恵土に、幸せを感じながら…
迅「おかえり、恵土(微笑」
恵土「ただいま^^(ぎゅう&なでなで」
一通り抱き締め終えたかと思いきや
秀次「やっぱりお前はダメだ」
げしっ
迅「え~;少しくらいいいだろ?(苦笑」
秀次「ダメだ。腹が立つ」
恵土「姉さんの死を告げたのが迅だからってひどいぞ;」
迅「そうそう」
秀次「黙れ!!」
ぎゃいぎゃいと話し合う中
頭に声が響いた…
それと同時に、ヴォルフによるテレパシーだと解った…
風間『早く来い!!
東さんたちはもう戻ってきてる!
後はお前たちだけだ!
生きるんだろ!!??一緒に!』
恵土「…おう!!(微笑&頷」
そうして走り出した…
未来へ向けて…