第26章 映画
恵土「私は、お前の幸せを奪った。
ここで一人、大丈夫なようにって思ったけど…
実際は間違ってたんだって解る。
だからさ…
今度は自分が、ここに閉じこもるよ^^
幸せになれよ、一人でずっと抱え込んできた分
悲しんで悩み続けてきた分もさ…(微笑」
そう言いながら、扉を閉めt
ガシッ
恵土「!バカ!離せ!!
お前の手がちぎれるぞ!!」
『やだ!!』
恵土「こんな仕打ちをした私を気にやむ必要はない!!
私は、最低なことをやったんだぞ!?」
『やなもんはやだ!!』
恵土「駄々をこねるな!!!」
『死んじゃヤダ!!!;(涙』
恵土「!」
『もう…目の前で人が無くなるのは嫌だ!!;
もう、これ以上…
目の前で誰かが消えていくのも、失うのも嫌だっ;
嫌なんだよ、今まで守ってくれた姉ちゃんが傷付くのは;』
恵土「ああ、そうか…
幼い頃から、根本の部分は変わってなかったんだ……
ただ、失いたくなかったんだ…
本当は一人が嫌で、それでもいうわけにはいかなくて…
行動一つ一つで、ぎゃいぎゃい言われてばかりで…
理解者もいなければ、知らない人たちばかりだから
勝手に憶測が飛んでは決めつけられて……
その連続だったから…
もう、生きることに疲れていた……
それら自体から、護ったからか?」
『うん;
別れ際、なんて言ったか覚えてる?』
恵土「…勝手に泣いてろ。誰も助けちゃくれない」
『でもね…
そう言いながら守ってくれたから、本当に嬉しかったんだよ?
そりゃあ寂しいっていうのもあったし
それ由縁?の苦しみっていうのもあったけれど…
それでも…
とても助かったんだよ。それ以外が無かったから…
精神的にも、すっごく楽だったんだよ?^^』
それに、私は言葉を失っていた…
そう返ってくるなんて、思いもしなかったから…
逆に、恨まれていてもおかしくないって…
そう思って、覚悟を決めて行動していたから…