第25章 傀儡(かいらい)
城戸「そうか。無事、元に戻ったか」
忍田「しかし、その間に捕虜の二人が
ゲートを新たに生じさせ、逃げ出したそうだ」
鬼怒田「そんなものは捨て置け。
あいつを連れていかれる方がよっぽど損害になる」
ヴォルフ「おん^^♪(すりすり」
鬼怒田「よしよし^^(なでなで」
その言葉に、さも嬉しそうに鬼怒田にすり寄るヴォルフに
撫でる鬼怒田だった。が
林藤「…なあ、城戸さん。
恵土は、これで闇から少しは救われたと思うか?」
タバコを吸いながら言い…
城戸「…どうだろうな。
紅蓮も、人には話さずに抱え込むタチだった。
闇が再び蘇れば
連れ去られそうになる可能性は格段と上がる。
その要因は排除する必要があるだろうが…
今はもう、必要のないことだろうな」
モニターに映る笑顔に包まれた姿を見る城戸は
心なしか微笑んでいた…
恵土「あ~。
でも、結構楽しませてもらった気がしたぞ^^」
修「非常に大変でしたが;」
迅「結局2時間かかったもんな^^;
ギリギリだった」
戦闘集↓
スナイパーによる足元に1秒に8発以上来る攻撃を
全て正確に足さばきでかわしながら
チェンソーを作り出し、高速回転を止めず
シールドを糸状にしたものをはずし、ナイフだけ飛ばし続け
そのナイフを避けたとしても
こめていたバイパー×シールドでシールドとして出したもののため
予め放電するよう起動させていたことで
アタッカーの攻撃を避けながら
遠隔攻撃によって攻撃の手を止めさせたり
それまでの秒数、5秒
その最初のスナイパー攻撃の合間を縫いながら
遊真「勝ち目はないに等しい…
でも、そこで逃げるわけにはいかない…
次の手が解らなくとも、食らいつき続ける。
そうしなければ…終わりだ」
斬りかかってくるアタッカーたち
それらに対し
一瞬でバイパーとシールドを融合させて作ったバルブから
生成したバリアーを鎧のように纏い
その攻撃を受けた直後に
全身をバリアーで作ったトリオン体と入れ替え
それらの攻撃を全て、体で受けきった直後
あらかじめ決めていた軌道で、全員に攻撃していた。
それを行っていたのが
スナイパーに対する遠隔攻撃と同時であった…
そのため
これらの攻撃全ての間に要した時刻は5秒…