• テキストサイズ

鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第25章 傀儡(かいらい)




恵土「チーン)恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい;×無限大」

陽介「少しは懲りたか?」

秀次「いや、これで懲りるなら俺は今迄苦労しなかった」
陽介「いや!;
それはそれでひどくねえか!?その言葉!;」


恵土「人というのは
皆、感情に操られる傀儡かもしれない。

しかし、
それを理性で何とかしようと皆が皆頑張ってる。

辛くても怒りに染まっても
必死に引き戻そうと頑張り続けている。

それでも、それによって争いは止まらず
紛争などまでもが止まらず、国家間の争いはやまない。

1日の内、地球上で15万もの人が死んでいる。

それでいながら、
全部が全部は放送されることはない。

目につくのは、テレビや新聞で報道されたもののみ。

自分なんて、それらに比べればちっぽけな存在。


たった1人死ぬだけで
なぜそんなに悲しむんだと言われそうだが

それは絆があるから

「人が人として生きるために
人が人としてあるために必要なものとは何か」という答えは、人の中にしかないから

得られた大事なものがあると同時に
想い出がそこにあり、確かなものや絆がそこにあるから。


人は、人がいないと生きていくことはできない。

孤独には勝てない。傷にも勝てない。心の闇にも勝てない。


それから救い出し合い、助け合い
寄り添い合うために、人は互いに存在しており
共存することが何よりも大切となってきており
幸せに繋がる一番の行為だと考えられる。


なぜ敵までしないといけないかといえば

それもまた人で、多くの人々と繋がり、同様に生きているから。


生きることを望み、傍に居ることを望み
これからを共に生きていくことを望む人がいるから。

たとえいなくともいたとしても
その存在が尊いものであることには違いない。

望む人はここに居る。私がいる。

だからこそ人は傷付けず、殺さないのが上等の手段だと思える」
『長い!!!;』

両膝を抱えながら
暗い顔をしたままつらつらと紡がれ続ける言葉に対し

ツッコむ皆だった、が


恵土「まあ皆が居ればいいや!^^(キラキラ」
『簡略し過ぎだ!;』


またもツッコみ、それでいながらも

その心から嬉しそうな笑顔に、思わず笑う皆だった^^;


(12月11日PM11:47~12日AM7:20更新、767~786(20ページ))

/ 1782ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp