第25章 傀儡(かいらい)
運命の時は…
刻一刻と迫り、ついに今となった…
恵土「うああああああああああああああああああああ!!!!!」
ずっと悲鳴が続いてはいたものの、押さえられた者であった。
だが、最後のそれだけは違っており
地下に響くぐらいの音波を伴っており、ロープも引き継ぎっていた…
恵土「ふーふー(ギンッ」
ベッドの上で立ち上がり
目を白く光らせながら扉を見つめる中、扉を破壊しながら走り出した。
一瞬、0.5秒で10mも進んでいた…
太刀川「よぉし。来た来た。
やっぱり最短ルートだな(にや」
出水「本気でやって下さいよ?
ただでさえ本気なんですから、恵土は」
太刀川「へいへい」
そう言いながら
弧月を二刀ともに抜刀して恵土へ向けて走り出すも
恵土もまた向きを変えずぶつかる気満々だった
がきぃん!!!
太刀川「ふっ。
やっぱり、トリオン体よりも力が弱いな(微笑」
そう笑った直後
恵土の左足が床にめり込み、左拳が炸裂しようとしていた
出水「シールド!!」
ばりぃん!!!
触れてから0.1秒後に割れ、太刀川へ迫るも
その僅かな間によって、太刀川は自身から見て左へ跳んでおり
どごぉん!!
衝撃波だけが周囲に巻き散らかり
それとほぼ同時に
アステロイドを恵土の左側へ撃ち
それと同時に左に跳んでいた太刀川が
恵土の右側へ回って挟み撃ちにするも
恵土はそれらに構わず、前へ走り出していた。
太刀川「うお!!」
緑川&木虎『シールド!!』
どごぉん!!
爆音が響く中、二人共に無事な姿が見え
それと同時に、前に走り出した恵土を待ち受けていたのは
壁の影から跳んで渡り、左回転しながら
勢いよく右手と左手にもったスコーピオンで斬りかかる風間
そう、風間隊だった
2「ちっ。邪魔だな。
まあいい。自律思考型だ。
あいつの戦闘経験を全体的に生かし切れるはずだ」
地下室の一番奥深くにある場所に監禁されている近界民。
その戦闘の行き着く先は、果たして…