第23章 激動
恵土「落ち着いてって!;」
秀次「落ち着けるか!」
ギャーギャーと追いかけまくる秀次と
逃げ回り続ける陽介…
それらを見て…
思わず、笑い声が上がった…
恵土「っぷ…
あっはっはっはっはっ!!^^」
戻って来れたことが嬉しかった…
ただ、それだけだった…
しかし、そのすぐ数十秒後…
その平穏は、壊されることとなった…
そんな時
縛られた敵の前にいる、迅の方では…
迅「このスイッチ…
壊さない方がいいような気がする」
鬼怒田『何を言っている!?
それで相手に選択肢を与えるよりかは
自力で即座に壊した方がいいに決まっておろうが!』
忍田『いや、そのことも踏まえた上での
何らかの策の可能性もある。
容易に考えて行動すれば
最悪の事態を招きかねない』
鬼怒田『ならどうする?』
根付『ただでさえ、恵土が入院したりと大変なことになっているとばれ
遠征はいつ頃になるのか等という話題が持ち上がっているというのに(頭抱え溜息』
城戸『…まずは事態を改善させることが先決だ。
迅、どう行動するべきだと思う?』
迅「…そうだなあ。
いっそのことなら
空間ごと無効化する結界に閉じ込めた方がいいと思う。
そうすれば、少しでもマシに
…!?」
ふと、スイッチを見た直後…
何かを感じた
忍田『どうした?迅』
迅「やばい!
メガネくん!遊真!千佳ちゃん!木虎!!
恵土から持ったトリガーを持ってないか!!!?」
遊真「?持ってないぞ?」
修「玉狛支部においてきました;」
千佳「私も;」
木虎「え。一応肌身離さず持っていますけど」
迅「よし!!
今すぐ
このハンドルみたいなスイッチに
空間ごと無効化させる結界を張れ!!」
木虎「え?」
迅「早くしろ!!!!
間に合わなくなる!!!」
その切羽詰まった声と表情から、即座にしようとしたが…
迅「!!(ダメだ!間に合わない!!」
その直後、張られている結界の中
必死に恵土に集まった人たちから離れた…
次の瞬間…
どっごぉおおおん!!!!!
大爆発が起きた…