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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第22章 伏魔(ふくま)




「こらーっ!!きちんと服を着なさい!!」
陽介「まだ暑いんだって!(汗」

「それにまた棒なんて振り回して!!」
陽介「護り抜くために正義を執行するんだーっ!」

「黙ってまずは着なさい!
タンクトップ一枚じゃ風邪ひくでしょーッ!!」
陽介「やだーっ!!」

ギャーギャー追いかけ合う親子を背景に


聴いてて自然と笑えて…

全員が全員、満面笑顔を浮かべて撮られた


満開の桜と笑みの、想い出の写真…


その写真を懐に入れたまま

秀次は、ある場所へ向けて走り出していた…


『今度こそ…護り抜いてみせる!!』


一つの想いと共に、駆け出す者たち…

その運命の行く末や、いかに?


緑川「所で木虎ちゃん、トリオン貯蔵地区って何?」

木虎「知らないの?

恵土先輩が作ったのよ。

いざって時にトリオンを自由に使えるように
予め一か所に集中させて、回せなくなった時に使えるようにする。


いわゆる予備電源みたいなものね」


緑川「へえ。

ってことはたくさんのトリオンが貯蔵されてるんだ」

木虎「そういうこと。

大量のトリオンを狙うなら、そこって感じなのよ」


走りながら会話した後

決められた配置につくボーダー隊員


そんな中、当の恵土は…


恵土「ん…」

遠征艇の中で、ベッドごと縛られていた…


恵土(ガチガチに固定されてる…
布団の上からだから痛みはないけれど;

というか…
何で、今は誰もいないんだ?)

そう思う中…


恵土(やっぱり、光速のは使えない。

その上、空間移動も使えない…


あのトリオンを自動回復し続ける球の生成で

ほぼすべてのトリオンを使い果たしたからな…


白帝を渡す時に使ったので最後、か…


って待てよ?

じゃあ敵は、何が狙いでこんなことを?


まさか…

始祖神の末裔の生態を知るためってか?;


自動的にトリオンやエネルギー全てを通して

攻撃や防御を受けると同時に、生身でもトリオン体でもトリオンまでも回復するから?;)


思考を巡らせていたのもつかの間…

その時、一つの警告音が響いた…


(11月30日AM2:34更新、652~662(11ページ))

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