第18章 リハビリ
恵土「っていうか何で田中隊なんだよ。
未だに名前が気に食わん」
東「恵土先輩がいてこそでしょ?隊長^^」
『え…』
静かだった会場に、一つ声が上がり…
恵土&東『?』
『ええええええええええええええええええええ!!!!!!???(どおっ!!!』
とんでもない大声に包まれた;
木虎「どういう経緯で!?
どうして今のボーダーが!?」
緑川「テレビで城戸司令が言ってたけど
今のボーダーが出来るまでの核になったってほんとなの!?」
恵土「うん。
あいつ曰くそうらしいよ。
私にはその自覚はかけらもないが」
『ええええええええええええええええええええ!!!!!!???』
緑川「っていうより、2年の間に何があったんですか!?」
恵土「色々あったんだよ、色々!;
流石にこれはちょっとね;
(城戸司令の傷跡がうずくだろうし;」
今から13年前
恵土が入った時点では、A級とかB級という枠組みはあったが
近界を渡り歩いてきた人にとっては格下だった。
そのため、近界民を1000億体倒した実績があると
有吾が手紙を持たせており(有吾に城戸へ渡すように言われた)
その結果、実力を証明するためA級もB級も関係なく
C級として弧月一本で、全員を一瞬で蹴散らし
その後の防衛任務で、アステロイドを使い
それでも同様に全員を一瞬で蹴散らし
反則だのなんだのと言われ、居場所がなかった…
その当時、アタッカーやガンナーはあったが
弧月や銃といった規定しかなかったため異常だった。
それからは、シールドやグラスホッパー
現在に至るまでの数多くのオプショントリガーを生み出し
ベイルアウトを考案し
当時、16歳だった冬島と共に
罠などを生み出すことに専念していた。
要するに、基本的にはエンジニアとして行動していた。
あまりの圧倒的な強さに、教えを乞う人は誰もいなかった。
もしいれば差別や迫害のもととなるため、出ずじまいだったという…