第18章 リハビリ
防衛任務へ行くため
ランク戦が始まった直後、風間隊が抜け
太刀川もまた抜けていくべきなのだが、抜けなかった…
(風間隊は、移動中も状況を聴いている模様)
恵土「はあ;
もう何もする気力がない;」
迅「まあまあ」
ヒュース「?このオセロと言うのは何だ?」
恵土「あー。ゲームだよ」
太刀川「興味あるのか?
じゃあ恵土、教えてやれよ」
恵土「ん~。まあいいけど」
村上「恵土先輩が相手にしなくてもいいです。
俺が最初に倒します」
恵土「いやいや。素人だぞ?;」
ヒュース「俺は別にかまわない。
勝てば、お前が相手にしたタキオンについて教えてやる」
恵土「?なんだっけ?それ」
ヒュース「ブラックトリガーだ。お前が相手にした」
恵土「あ~。
別にいい。解ってるし。
光の粒子を生み出して同化して
光速以上の速度を繰り出し続けるって事ぐらいは。
ある程度、色んな事情があるってのは把握してるが
知りたい情報はと言うと…
…だな(キラン」
ヒュース「は?」
一瞬、耳を疑った…
『誘拐』という単語に
恵土「だから
こっそり私をランク戦会場に連れてけない?(こそこそ」
秀次「殺されたいのかお前は」
恵土「盗み聞きするとは;」
ヒュース「…;」
恵土「あ。
これ、黒と白とで別れて
黒が先手、白が後手。
黒の色の駒で左右上下斜めで挟めば
そのラインだけ黒色に変えられるんだ。白でも同様。
ってことで一回やってみる?」
ヒュース「いや、簡単そうだな」
恵土「ふっ。
そんなに軽いゲームじゃないぜ?(にや)
オセロとは、奥が深いものだ!」
ぱちん!!
そして始まる戦い…
それは、ランク戦に対する興味を奪われた…
恵土「ふっ。角取だけが勝負の要だと思うなよ?
その前に端っこを隅々まで取らせて
末端を触れさせないようにすれば勝ちでい(にや」
太刀川「うおっ!すげ」
烏丸「ほとんど全部黒一色ですね」
村上「流石ですね(微笑」
ワイワイと盛り上がる中…
迅「お~い、太刀川さぁ~ん。
出水が防衛任務って呼んでるぞ~」
太刀川「おう!後で行く~!」
迅「今だって今;(苦笑」
太刀川にとっては、防衛任務そっちのけであった;