第17章 助けとしがらみ
だからこそ、今がとても輝かしく嬉しい…
(笑っている皆と、共に過ごした日々が…
浮かんでは消えていく…
その中、恵土は笑っていた…
とても…嬉しそうに……)
そんな想いと共に、安心と嬉しさから…
心から笑った…
すると…
皆もまた、笑顔を浮かべてくれた…
昔から変わらない
小さい時から見てきた
『大好きな、笑顔で』…
それがたまらなく嬉しくて…
思わず、皆に抱き付いた…
『最高の理解者』に出会えた感謝しながら…
昔からの変わらぬ笑顔のままで
目に涙を浮かべながら…
風間(なるほど…
だからあの時、抱き着いて…)
そのテレパシーを受け取りながら
遠い昔、いきなり抱き着いてきたことに納得する風間。
だったが…
菊地原「どっかのポエムですか。気持ち悪い」
恵土「んだと!?;
私の正直な気持ちでい!!」
菊地原「それが気持ち悪いって言ってるんですよ。
もう少し素直になれないんですか?簡潔に述べればいいのに」
恵土「んなっ!;」
菊地原「…『今、本当に幸せだ』って」
恵土「!」
菊地原「そんな長々しい言葉なんていらないでしょ?
もう、全員解っているんですから」
恵土「!
…(微笑)
うん。そうだな(涙目)
本当に、ありがとう^^(涙」
ばしゃ!!(右手にもったグラスを恵土へ振る)
菊地原「すみません。手が滑りました」
恵土「ピキッ)…
うん。今のはワザとだったよね?(ひくひく)
グラスの先、私へ向けてたし」
菊地原「いえいえ。手が滑っただけですよ(棒読み」
恵土「よくもいけしゃあしゃあと!!!!
食らえやグラスホッパーマッサージグレネードスタアアアアアアアアアアアン!!!!!!」
どっごぉ~ん!!ばったぁ~ん!!!!
菊地原「暴力通り越して暴虐だアアアア!!!」
恵土「黙れや悪魔アアアアアアアア!!!!」
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー
その菊地原の行為が
涙が流れそうになるのを隠すためだったのかどうかは…
謎のままであった…