第3章 戦術
そんな中、バルブを全出力=太陽並の光を送り込む。
ブラックトリガー内にある遊真の生命エネルギーを
弱々しくも感じ取り、それに質を変化させて
失われたり傷付いた部分を、埋めるようにエネルギーで覆い
そのエネルギーを物質へと変換させて、全て治した…
それは、自身が昔に怪我をした時
トリオンを用いて、エネルギーを物質化させる際に
傷口から生やすようにしたことで治せた事例から
可能だと判断してのことで、やり方も解っていたからだった。
遊真「…ありがとな、恵土^^」
恵土「さぁ~てと…
最低でも100年は生きろよ、遊真^^」
そう言い合いながら、くっくっくっと笑い合い
互いへ満面の笑みを向け
肩を組み合いながら、とても嬉しそうに笑い合い続けていた…
レプリカ「よかったな、ユーマ」
そう小声で呟かれた声は、二人に届いていたのか…
それは二人にとっては、どうでもいいことだった…
この今が、とても嬉しく
満ち足りて、輝いているように感じたから……
その後、修業へと戻ることになった。
恵土「お互い、頑張ろうな(微笑」
遊真「ああ(微笑」
そう言い合いながら
左手(恵土)と右手(遊真)を差し出し合ってタッチする。
恵土「やっぱり
一億体やらないと体がうずいてくる!(にや」
遊真「?一億体?何の?」
恵土「決まってるだろ…
夜叉丸シリーズ!と、自分自身!
自分自身を乗り越えてこそ強くなった証ぞ!(キラキラ」
遊真「凄い生き生きしてるな」
小南「毎日やってることだったし。
まず、夜叉丸シリーズ1億体で実力を把握して取る。
それを次の日に出てくるようにまわして
どれだけ強くなっているかを実感するって感じなのよ」
遊真「なるほど。合理的だな」
恵土「ってことでいってきまぁ~す!^^」
そうして走り出そうとした直後
遊真「ちょっと待った!」肩を掴む
恵土「?何?」振り返る
遊真「…」黙って至近距離に立ち
ぎゅむううううう!!
恵土「!?//」
遊真「お別れのハグぐらいいいだろ?//(ぼそり」
そう言ってから、訓練所へ走っていった…
それから数分後…
恵土「…!
…しまった!;…置いてかれたあああ!!;」
やっと我に返り、訓練所へ走っていく恵土だった…