第15章 創痍(そうい)
「情熱的な言葉、ありがとうございます!
思わず眼がしらが;
あ。あなたは恵土さんについて
どういう印象を持っていますか?(ぐすっ」
さっきの演説に貰い泣きしちゃってるよ;
村上「俺の場合、戦闘で色々な戦い方があると学びました。
柔軟な発想から見せてこられた戦い方は
3852回戦って
その度、15分ほど睡眠学習のサイドエフェクトで学習していきましたが
それでも一度も掠ったことさえもありません。
その上
このサイドエフェクトに負い目を感じていても
恵土「何言ってんだ?
それがお前の強みだろ?
だったら別に気にしなくていいじゃん。
そんなの言って言ったら
私だって反則ってことで使えなくなっちまう。
お前のだって、私のだって
もともと生まれ持ったようなもんだ。
それは生きながらに代えられない性質みたいなもんだろ?
性格と同じようなもんだ。
いつか…
私以外にも、お前の性格を解って寄り添おうとする奴が現れるさ。
お前は、優しくって思いやりがあって…
相手の気持ちを考えることができる、本当に優しい奴だ。
だからさ、村上…
そんなこと気にすんな(微笑&肩を叩く)
それより、それで学んでいって強くなった方が
護りたいものが出来た時、護れるようになるんだからさ^^
そうじゃなきゃもったいないだろ?
お前らしくいればそれでいいんだよ^^
それが村上で
そいつが私にとって掛け替えのない仲間なんだからさ(微笑」
そのおかげで救われましたし
本当に掛け替えのない仲間に出会うことも出来ました。
感謝してもしきれません。足りないぐらいです」
「よかったですね;本当に;
あ、私たちは面会には行けないのですが
あなたたちは行きましたか?」
『…』
村上「一度だけ見せてもらいましたが…
生きているように見えませんでした」
「やはり、近界民は許せませんか?」
村上「…そうですね…
ですが、それで憎みを抱いて倒すことを彼女は喜びません。
憎しみに振り回されれば
同時にその当時の苦しみを感じ続けることにもなり
そうなれば、どちらも幸せにはなれないと
常日頃から教えて下さっていたので…
ですので、私情は持ち込まず
いつも通り、近界民を倒すだけです」