第15章 創痍(そうい)
あれ?もう二人は?
太刀川「洗面・トイレ・シャワーまであるのか!
随分と至れり尽くせりだな
ソファーも柔らかいし」
米屋「あ。ここ、Wi-Fi入りますよ。
16階で景色も最高ですね!(微笑」
わいわいと室内探検してました;
「他の方々にも突撃インタビューしてみました」
恵土「あ、太一だ。村上まで」
ニュース見てる
太一「俺の場合、ドジな所が多くって…
それでも、恵土先輩は
『それがあるから、後で思い出して笑えるんだ』って言ってくれて…
当時、俺って駄目な奴だなって思ってた時期もあったんですけど
そんな時、言ってくれた言葉があるんです…
それが…
恵土「…一度、全部を失ったからこそ分かるんだ…
今までの日常も、知っている人たち全てでさえも失って
生きる気力もなくして、泣きながらご神木に謝ってた…
でも…
後で思い出して笑えたのは、そういう時に築き上げた想い出たちだった…
あの時、おかしかったなって…
それだけで笑えてさ…
あとから思い出してみると、本当に楽しかったなって……
そんな想い出があったから、幸せだって思ってる。
苦しい時、死にたい時に思い出したら笑えてくる…
だから、そういうのも想い出となって
もっと生きたい、一緒に笑い合いたいって思わせてくれる。
生きる上で支えてくれる^^
だからさ、太一
そんなに気負うな。
お前が、どれだけ人を想って行動してくれているのかぐらい
その行動からよく伝わってくるし、解ってる。
たとえミスっても、その想いがあれば十分だ。
寄り添おうとしてくれてる想いがあれば、十二分過ぎるぐらいだ。
だからさ…
お前のドジで、どれだけ巻き込まれても
私は、凄く幸せだって思うよ(微笑&なでなで)
そのおかげで笑っていられるんだからさ^^」
その言葉にどれだけ救われたか!;
人には優しいのに、何で自分には向けてあげられないんすか!;(拳握る」
恵土「涙ながらに熱弁してる!?;」
ニュース見ながらツッコミ?;