第15章 創痍(そうい)
ちょうどその頃…
忍田から聴いて、病院に向かっていた人が一r
太刀川「恵土おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
熱血バカ(恵土に対してのみ)が大疾走;
時速200kmは出てるんじゃないのだろうか?;
時を同じくして、ボーダー本部では…
隠されていた人たちが、急に現れ出したことに驚いていた…
「えっと…ほら、確か…」
回想↓
恵土「いいか?
これから私がバリアーを張る。
まだお前たちに死相が見えるから護り抜く。
それで、私が来るか力尽きた時には消えるはずだ。
ってわけで空間ごと無効化させるバリアー張るぞ?^^
アステロイド×シールド、バルブ!
アステロイド×シールド、バルブ!
バルブ×バルブ!超(スーパー)バルブ(最上級のバルブ)!
からの~!
超(スーパー)バリアー!!」
『スーパーの押し売り!?・・;』
回想終了
その中、強力なバリアーに護られ続けていたのだが…
恵土が先程、三輪の背で力尽きたと同時に消え失せた…
それを知った直後、動き出す人がまた一人…
風間「すみません、城戸司令。
俺は、恵土先輩の所へ行きます」
城戸「…ああ。頼んだ」
風間「はい」
ちょうどその頃、こちらでも…
木虎「え!恵土先輩が!?」
小南「嘘でしょ!?
ありえないわよ、そんなこと!」
「でも現に実際、わっ!
どん!!
報告に来た隊員を押し退け
気付けば、木虎は走り出していた…
その頃、病院では…
「意識レベル300!
出血が多い!輸血の準備を急げ!!」
手術室へと駆けこまれていた…
意識レベル300とは
『3-3-9度方式意識レベル評価』の内の1つの指標で
刺激を与えても覚醒しない状態の中
痛み刺激に対し
払いのけるような動作をとる(意識レベル100)こともなく
手足を動かすことも、顔をしかめる(意識レベル200)こともなく
全く反応を示さない(意識レベル300)
=意識障害が重い状態(完全に気を失った状態)を表しています。