第13章 模擬戦
続き
遊真「でも、意思を感じたからって操れるわけじゃないんだろ?」
恵土「頷く)うん。
こいつの場合、トリオンが勝手に意思を持ったって感じだ。
トリオンは尽きても死なないとはいえ
いつでも私を護ってくれた。
だから…
その当時、『味方はお前だけだ』ってずっと思ってて…
自分には憎むことしか出来なかったけれど…
トリオンについては、いつでも護ってくれたり治してくれてさ…
それで、想い続けていたら…
勝手に、こんな感じになっちまった」
そう言いながら、流尾=ヴォルフを出す。
三雲「狼?」
遊真「おお」
その直後、頬をすり寄らせるヴォルフに対し
頭を撫でまくる恵土
恵土「よしよし^^」
狼「うぅ♪(頬ずり」
三雲「…名前って、ヴォルフですか?
それとも、流尾?」
恵土「ん?流尾(りゅうび)だ(微笑」
流尾「おん!^^♪」
遊真「結構可愛いな(なでなで」
恵土「そうだろ?^^(にっこにこ」
遊真「不思議だ。
トリオン体なのに、そんな感じがしない」
恵土「実体があるからな^^」
その直後、三雲も触ろうと手を伸ばすも…
がぶっ!!
三雲「いっ;わあああああああああああ!!!;
腕が!;ちぎれ!!;」
恵土「流尾!おいたしちゃダメ!;
ほら治して!」
流尾「くぅん;」
修の右腕を食いちぎる流尾に対し、恵土が怒った後
修の右腕を、きちんと元通りに直すのだった…
恵土「戻っていいよ。ありがとな(微笑&なでなで」
流尾「おん♪」
その直後、トリオンとなって恵土の中へ入っていった…
遊真「ほお。
トリガー無しでも使えるってことは
トリガーにセットしたものとも関係なしに使えるのか」
レプリカ「もともと恵土は
生まれつきトリオンを自在に操れたらしいからな」
三雲「それでも再生できるなんて…;」
恵土「空間ごと無効化でき、生み出せるほどの密度を持つ=
空間以下なら何でも創造する力を持っているからな」
遊真「なるほど。納得した」
おしまい