第10章 大晦日&正月
~おまけ~
遊真「色々あったけれど
一番凄かったのは、
あの鐘つき棒が恵土の頭に降ってきて
それを食らっても、平然としているられることだったな」
三雲「あれは300㎏もあるらしいぞ。
撞木(しゅもく)とも言われていて
お寺にあるはずだったんだけどな…;」
遊真「おお!
ってことは、相当筋肉が」
恵土「それ以前に
それが頭に当たっても平気な自分が怖いわ;」
宇佐美「今までの経験上
高速並みにとばしていた
ダンプにひかれた子供を護った時も、平気でダンプを止めてたし
左手だけで
はい、その当時の記事(微笑」
遊真「おお!」
三雲「火事場の馬鹿力の可能性が高いのでは;」
宇佐美「そうだけどね
医学の観点から
人間が持ちあげられる限界は500kgまでとされ、
それ以上の重たい物を支えようとすれば、
腕の骨の強度が耐えられず、骨が折れてしまうとされている。
つまり、何の問題もないってことになっちゃうんだよね;
流石にぶつかった時の衝撃とかは受けちゃうけど
その前までは、幼い頃に熊と押し合いして負けなかったらしいし」
恵土「それは父上が無理やりさせた修業だ。
まさか、こんなことに通じてくるとは思わなかったが。
おかげで、一応頑丈にはなったよ。
骨密度だって、受けてからもずっとA判定のままだし…
ってあああああああああああああああああああ;」
宇佐美「?どうかしたの?」
恵土「…破魔矢、買うの忘れた;(真っ青&震え」
『え?;』
恵土「それだから運が悪かったんだああ!;
神様が怒って、私に罰当ててたんだああああ;(頭抱え」
宇佐美「大丈夫だよ^^
うっかり忘れることだって、誰でもあるし。
人に対しては、よくそう言ってたじゃない。
私がした時には平気で笑って許すのに…ねえ?^^」
遊真「人は責めず、自分だけ責める。
恵土の性格みたいなもんだな、うん(二度頷く」
三雲「小さい時からだったんですね…;」