第43章 飲み会(過去と今)
恵土「っ…(涙)
ばか、やろっ…
少しは遠慮しろ;;」
『遠慮してたら真っ先に死ぬだろ!!!』
恵土「なんで息ピッタリなんだか;(ズーン」
太刀川「とりあえず…
俺を愛してくれ(キラン」
風間&秀次『死ね』
太刀川「やっぱ扱いひでぇ!!;」
恵土「くす)っぷw
…全く…
今まで、そう言ってくれる人なんていなかったのになあ……
どうしたらいいのか解んなくなるってのに…」
そううつむいて切なげに微笑んだ。
と同時に…
脳に、ある映像が流れ込んできた。
幼い恵土が、自身の教室へ向けて走っていて…
恵土(また一緒に話したいな(微笑)
れいの視える話はしちゃったけど、大丈夫だよね♪
お母さん以外じゃ初めてだなあ^^♪)
話した時のことを思い出しながら、幸せそうに…
その当時、光の屈折じゃないのかと言われたが
視えるものは視えている、本当のことだって信じてって言った。
「そっか、そうなんだ(微笑」
帰ってきた言葉は、それだけだった。
それでも、否定されなくて嬉しかった。
初めて聞いて、聴き入ってくれていた。
相談にも乗ってくれたりもした。
友達だって、思ってる人と
もっと話したいって思ってたんだ。
そして、扉に手をかけた直後
友達と思っていた人に向けて、話しかけようとしていた…
そんな時だった…
「えー?
あんなに話してたのに田中さんと友達じゃないの?恵土の方」
「違うよ!ただ話を合わせているだけ。
何も話しかけてないのに話しかけられて…
迷惑してるのはこっちの方だよ(溜息」
「じゃあ、友達じゃないの?」
「当たり前じゃない。
あんな人…友達じゃないよ」
それと同時に、高ぶる鼓動。
恐怖という感情が、胸の奥から頭の底まで溢れ出ていく。
『待って…』
狭まる視界、手を伸ばす中…
暗闇が、周囲を支配していた……
「あんなの、嘘つきの上におべっかしてるんだよ?
先生にも話しかけたりしてさ…
いじめられるような人を友達になんて持ちたくないって」
「確かに。持ちたくないよね。
でもまあ、色々と助けようとされて助かってたみたいだけど?」
「利用してやってるだけだよ、感謝して欲しいレベル」
「ひどくない?」
「あっちが勝手に言い寄ってきてるんだからいいんだよ」