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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第38章 祝勝会(悪夢と現実)




陽介「?」

木虎「…おかげで、少し気が楽になりました。

深く考えていってもキリもないし
きっと、恵土先輩はそれを重荷になるって考えて

それを背負わせて、笑えなくなるのが嫌だったんですよね。

肝心なことを、忘れる所でした」

いきなり礼を言う木虎に?を浮かべていた陽介だったが

その言葉に合点がいったというように、ああ、なるほどと頷いていた。


風間「父上と母上とも再会したようだ」

木虎「え!?」
陽介「マジで!?」

風間「ああ。

その時、大事にすると言っていた。


だが…

今ほど、意味を解った上ではなかったとも言っていた。


その上で失うことが、どれほど辛いかは知っているつもりでいた。

自分が要因で死なれたから、自分が狙われたことで殺されたから。


そう思って、寝た矢先だったそうだ。

そんな夢を見たのは」

そう言いながらコーヒーを飲みだした。


木虎「…やっぱり、自分なんかどうなってもいいからって

自身の命をないがしろにするのは、相当辛いことがあったからだったんですね」


風間「そうだな。

だが
だからといって、していいということにはならない。


少しでいい。

その想いを、相手に分けることも大事なんじゃないかとも思う。


無理をせずに話して、自分のペースを掴んで

少しずつ、乗り越えていけるように変わることも必要不可欠だということだ(ずず」

そう言いながら、助手席の小南と一緒になって

テレビに映るヒュースに、やいのやいのと盛り上がる恵土を見た。


小南「なんだって恵土の料理の感想をあいつが!!??(きー!!」

恵土「あっはっはっ^^;
フード被ってるから別にいいじゃん」
小南「よくない!!」

太刀川「飽きるほど食べてるからいいだろ?(微笑」
小南「嫌なものは嫌!!」

恵土「また明日作るから、その時に一緒に食べよう^^
今日は飲み会で一緒に飲んで騒ぐんだからさb(微笑」

小南「む…まあ、いいけど//」
太刀川「お。また出たぞ、ツンデレ(にや」

小南「うるさいわよ!運転に集中しなさい!!・・(くわっ!」
太刀川「お~。こわっ^^」
恵土「あっはっはっはっはっはっ!^^」

小南「恵土まで笑うな!!(ぷんぷん」
恵土「大好きだよ。小南、慶^^」

首に腕を回して抱き締める恵土に、二人は嬉しそうにしていた…

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