第35章 護るべきもの
後ろから恵土先輩に抱き締められながら
ぎゃーぎゃー!!と騒ぎながらも倒していく中…
菊地原「もー!;
邪魔がしたいんですか!?俺たちの!!」
何とか頑張って振り回している中
しがみ付いたままのそれに叫ぶと…
恵土「何言ってんだよ?
前の時、言っただろ?
『どんだけ忙しくて距離を取ることになっても
少なくとも、この日には何があっても駆けつけるし
離れていかないよ^^』って^^」
(1024ページ参照)
菊地原「!覚えて…」
その言葉に驚き
呆気にとられて動きが止まり、思わず振り返る中
歌川と風間さんがフォローに入ってくれた。
どうせ覚えてないって思ってた。
また、時間が経てば忘れられるんだって思ってた…
恵土「だからさ…
この日だけは、何があっても駆けつけるよ。
本当に特別な日だから、一緒にいたい(微笑)
どんだけ嫌がっても、無理やりでもしがみ付いて言うよ。
『生まれてきてくれて
本当にありがとう、きくっちー^^』」
その言葉は、また僕の胸に深く染みついた。
菊地原「っ…;(ジーン」
その言葉に、涙がにじんでいった。
震えながら
菊地原「戦闘中に…
本当、何やってんですかっ;…バカ;;」
涙が零れ落ちていった。
ぼろぼろと零れ落ちる中、恵土先輩はいつものように
今度は正面から抱き締めながら頭を撫でだした。
恵土「あはは^^;
そりゃきくっちーの誕生日だし、今日は夜まで祝いたいしb(キラン」
菊地原「夜になる前に帰れ!;」
恵土「え~。
でも遠征艇があっちつくの明日の夜中か、今日の夜11時だし」
菊地原「尚更行け!
もう…伝えたいことは伝わってるんですから;」
震えながら涙ながらに言うと
恵土「微笑)そっか。解った(頷」
解ってくれたみたいな言動に、思わず皆がほっとした瞬間
恵土「だが居座る」
菊地原「解ってない!全然解ってない!!;」
三上『えっと…
今年も0:00に祝えてもらってよかったね^^;』
菊地原「よくない!全然よくない!!;」
風間「三上、もう戦闘も終わったから祝っていいぞ。
どちらにしろ、そのつもりだった」
三上『おめでとう、菊地原君^^』
歌川&風間『おめでとう、菊地原(微笑』
恵土「おめでとう!きくっちぃ~!!^^♪」
菊地原「嬉しくない!!//」