第2章 任務通達
「そろそろ始めるぞ」
『はい』
----ガチャ
初校長室の奥にあるこの部屋でいつも治療を行う
ベットに本棚、そんなに広くない殺風景のこの部屋で。
思い出したくもない嫌な思い出が詰まった部屋
『失礼します』
ベットへと寝転った初校長の横へと立ち、初校長の体にそっと手をかざし【再生】のアリスを発動させる
----パァァァ
「最近、お前のアリスの効果が薄くなっている気がするんだが心当たりはあるか?」
『・・申し訳ありません。最近少し調子が良くなくて、、』
「そうか。だが今日はいつもよりストーンが大きくできていたな」
『ありがとうございます。今日は調子が良く、集中できたので、、これからも精進致します。』
び、びっくりした・・ばれたかと思った・・
あたしの魂込めて作っているアリスストーン達。ただバカみたいに初校長の治療だけをする再生のアリスストーンなわけがない
初校長にはばれていない、あたしのもう一つのアリス【破壊】を組み込んでいるんだから
「そうだな、最近の中では一番大きいストーンだった」
『ありがとうございます。初校長の為に頑張ります』
今日は特に破壊のアリスを入れ込んだ
色がばれないように中心に入れ込み、再生で覆ったからだ
家に居る暇な時間、こんなアリスストーンを作れるくらいになったんだよ初校長、、
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