第7章 アリス祭
『棗は・・命令された事に背いたら誰かに危害が及ぶ立場にある・・?』
「・・・」
『そんな事をする奴らがすることってロクな事ないと思うねん
あたしは絶対許さん。何があっても、どんな事をしてもな』
「お前も・・誰か人質にとられてるのか?」
『それは・・・・』
「特力の奴らのゲームで、俺がクリアしたら2つ分言うこと聞くって言ってたよなァ?」
『・・・・・』
「1つ目今使う」
言え、って目で訴えられる
ほんまそういう人が言いにくいところで・・・・
『・・・・弟・・だいぶ前に別れたから今どうしてるとか分からないけど』
「だいぶ前?お前が学園に来たのはこの前だろ」
『・・・・・そうやねんけど・・ね・・』
私が学園に来たのは14年前だよ・・・・
「・・・・」
『棗、お前もってことはあんたも誰かを人質に・・』
「・・妹」
『え、棗!妹がおったん!?』
「この学園のどっかに居る」
『この学園の!?まさか・・』
初校長の仕業・・?
「・・・・・」
この棗が、たまに大騒ぎを起こして居たのもそれがきっかけなんかな?
きっと辛い立場にあるのは確かや・・
『あたし・・あんたの協力、絶対するから・・約束』
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