第5章 誘拐事件
この声は・・
廊下を岬と歩いていると教室の中からガチャンという音と叫ぶようなの声が聞こえた
まさかとは思ったけど、瞬時に教室のドアを開けた
目に入ってきた光景を疑う
乱れた机と椅子の間には、男子生徒に組み敷かれたの姿・・
口を手で抑えつけられ、目からは涙が溢れている
上半身は淫らに脱がされ下着の状態でこちらを力なく見ている
「でてい----ドガッ
組み敷いている男がこちらを向いて何か言ってきた時にはもう俺の体は動いていた
「大丈夫か??」
殴られた生徒が上から退くと同時に、岬がを救出する
ギンッこちらを睨み教室を後にした少年
追いかけようと思ったらか弱い声が聞こえた
『ナル・・せんぱい・・岬・・先輩・・』
今にも泣きだしそうな声
いつも元気に絡んでくる姿とは全く違う姿
そんな姿をみて、ただぎゅっと抱きしめるしかなかった
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