第5章 誘拐事件

別れた後、教室に戻ったんだけどすでにみんなの姿はなかった


一応、教室戻ったし鳴海先生には怒られないだろうって言い聞かせてみた


ふと黒板を見ると
”潜入時名前へ
棗のお見舞いに行ってきます”


誰の字や、、、、蜜柑、、、、
だって最後にミカンの絵書いてるもん


『子供って元気やなー、、』


誰も居ない教室を見渡しはぁーっとため息をつく


『あたしも棗のお見舞いいこーっ』


棗のお見舞いにいくのはこれで二回目
一回目行った時は喜んでくれた、、とは到底言えなかった。けど、お見舞い来てくれたら誰だって嬉しいもんやろ！？




病院の方へと進んでいくにつれ、所々生徒が隠れている


どうしてもレオをみたいんだろうなーっ



『あ・・っ』

ルカびょんとパーマの姿が病院内に見える
堂々と病院に入れてるってことは、2人はクラス代表としてお見舞いを許可されたってことなんかなー？


『よいしょっと』

見回りしている風紀委員や先生達の目を盗みながら、棗の病室の一番近い位置までくる


病院の中を見てみると、誰も居ない。きっと、レオが検査を受ける部屋を中心に見回っているからだろう


まあこんな日に棗の病室にこそこそいこうとしてる人なんて警戒せんか・・




















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