第4章 能力別クラス
「初校長がお待ちだ」
『やっぱりあんたは知っとったんや』
「お前だけが初校長のお気に入りだと思わないことだな
これからはお前の教師としてお前を監視する」
『あんたなんか最低やわ、棗にあんなひどいことして
もっと教師らしくしたらどうなん?』
----ぐい
立ち止まり無理矢理、彼の方を向かそうと顎を持ち上げられる
「お前の生意気さは子供になっても同じだな」
『・・・・ッやめて!!』
「お前のお仕置きを手伝っているときを思い出す
最初は生意気なくせに、時間をかけてゆっくり教えてやると聞き分けよくな『やめて!!』
持たれている顎を、彼の手から解くように離れればキリっと睨みつける
『あんたなんかほんま嫌い!!』
「口の利き方に気をつけろ、お前は部下になるんだ」
『部下・・?生徒の事そんな風に思ってるからさっきみたいな事になるんやろ』
「威勢だけはいいな、そんな小さな身体じゃ何もできないくせに・・無力だぞ」
『無力なんかじゃない』
ふんっと行くべき場所へと歩みを進めた
コイツと話していても時間のムダだ
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