第4章 能力別クラス
「任務中の者もいるがここに居るのが危険能力系・・学園の為に能力を活かすことのできる選ばれたもの達だ」
生徒達の顔を見ると、睨んでいる人もいれば、興味津々に見てくる人もいる
あのパーマがかかっている女の子、棗と同じくらいの子かな・・?
相変わらず棗はつまらなさそうにあたしなど見ずに、ボーっとどこかを見ている
『潜入時名前です。皆様のお役に立てるように頑張りますのでよろしくお願いいたします』
挨拶が終わるとペルソナがドアの方に歩いていく
"みなさん仲良くしてあげてください"といったフレーズは、ここには存在しないみたいだ
「あの・・い、茨木のばらです。よろしくね」
『よ、よろしくお願いしますっ』
こんな雰囲気の中、私に喋りかけてくれる子が居ることにびっくりした
彼女は年上の中等部一年らしい・・見えない・・
「おい、転校生」
『はい』
ドアの方からペルソナの声がしたので、ついていくようにこの部屋を後にした
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