第3章 初等部へ潜入
授業が終わり、簡単に校舎の案内をしてもらった
それから数人で寮へと行き、自分の部屋を紹介してもらったり各部屋の案内をしてもらったりした
寮の世話をしてくれているロボット、タカハシさんに会った時にどこかで見た顔やねーって言われてドキドキしたけど・・
そりゃそうだ
10数年前に全く同じ姿かたちをして、この寮で生活していたんだから
今回の潜入時名前としての潜入、星階級はダブルみたい
トリプルではないのはきっと目立たないように・・シングルじゃないのは・・初校長の配慮かな・・?
『ここが私の部屋かー』
食堂でのご飯を済ませ自分の部屋へと戻ってきた
私が通っていた初等部だった頃、星階級はシングルだった
だから初等部の寮で生活していた時よりも広い部屋になってて嬉しい
全部知ってるのに初めて聞いた振りするのって、ちょっと疲れるー・・息抜きに散歩でもしよーっと
涼しい風が吹く夜、寮の外に出てみた
寮の明かりは所々付いており、人が生活している事がわかる
----ドンッ
『痛・・・ッご、ごめッ』
曲がり角を曲がった瞬間、誰かがすごい勢いでぶつかってきた
謝ろうとした瞬間、後ろに回られ口を押えられた
え!?何!?痴漢!?
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