第14章 大掃除
「あの・・私・・棗君にも用があって・・」
『え!?棗に!?あ、遠慮せず喋ってよ!』
「なんだよ」
この事を私が居る前で喋っていいものか、一瞬迷った様子ののばらちゃん
「コイツは大丈夫だ」
大丈夫って・・なんやねん
のばらちゃん・・棗の事好きなんかな・・私おったらお邪魔かな
なんてこと考えていた私はまだまだ子供ですよね・・
「クリスマスパーティーの時、私ずっと蜜柑ちゃんを見てたの。最初から最後まで見てたの」
『「・・・・」』
ん・・?蜜柑の事が好きなんかな・・?
「ダンスの途中、蜜柑ちゃん踊ってた人に仮面をはずされちゃって・・その人、はっきり見えなかったんだけど・・初校長だと思うの」
え・・・・・・?
「私このこと、棗君には知らせておいた方がいいと思って」
嘘やろ・・・・?
初校長がもう蜜柑と接触してるってこと・・?私には何も聞いてこずに・・?自分で接触したってこと?
「・・・・」
『・・・・』
もう私の信用はなくなってしまったん・・?
どうすれば・・・・
「おい」
『・・・・』
「おいパンダ」
『誰がパンダじゃこらッ』
「今、いろいろ考えても仕方ないだろ
とりあえずコイツ、教室まで送ってこい」
『棗は!?』
「疲れたから寝る」
『は!?』
こうして棗は消えていきました
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