第14章 大掃除
--バッチッ
いきなり電球の電気がついたかと思えば、消えたりついたりと点滅している
余計にぶきみな雰囲気・・
まるで廃校になった校舎になったような電気のつき方に恐怖を覚える
そんな中、ふと誰かに見られているような気がして右側の廊下に目をやった
すると・・・・微かに人影のように見えた
な、な、な、な、、、まさかパーマが言ってた、、
いや、あの髪型は・・『のばらちゃ「ぎゃ、ぎゃあぁぁああああ」
いきなり蜜柑が大声で叫び、隣に居たルカぴょんを巻き込みながら反対側へと走り去ってしまった
『み、蜜柑・・』
「お前・・」
げしっと足で蹴るような音がしたからそちらを見てみたら、棗がずぶ濡れになっているのばらちゃんを足蹴にしていた
『こら棗!足で蹴らない!』
「何してんだお前」
「あ・・」
自分のせいで蜜柑を怖がらせてしまった事に罪悪感を感じているのか、しょんぼりしているのばらちゃん
『のばらちゃん!こんな濡れてどうしたん!?』
「潜入時名前ちゃん・・実は私・・っ
大掃除をしているみんなの役に立ちたくて・・」
『大掃除手伝ってくれよったん!?優しいなー、あたしはやりたくなさすぎて・・』
はははっと笑ながら喋りかけるとのばらちゃんも笑みを浮かべてくれた
『とりあえず、風邪引いてまうし暖炉あるとこ行こか!』
のばらちゃん、棗、私で廊下を歩いていると電気の復旧がちょうど終わったみたい
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