第14章 大掃除
--ちゃら・・
え・・
手元にチェーンが触れた
これは・・
「たぶんもう少ししたら復旧するだろう」
そう言いながら壁の方へと腰かける棗
棗!!見つけてくれたんや!!
棗の横へと腰かけそのチェーンを取ろうとするとスッと引かれた
『え・・』
ぐっと体を棗の方へと寄りかかりそのチェーンをとろうとした瞬間、顎をくいっと上へとあげられ唇にキスされた
な・・っ
横に蜜柑とルカぴょんおるのに!!
『やめ・・っ』
小さな声と、物音を立てないように弱弱しく棗の体を押す
「どーしたん?」
蜜柑の声に心臓がばくばくと聞こえるかと思うくらいに鼓動する
『な・・なんでもない』
唇がギリギリ離れた瞬間にそういうと、再び塞がれた
なんなん!?
「ほら」
唇が離れれば、まるでお前からキスしてこいと言わんばかりに顎で指示してくる棗さん
コイツ・・・・
いつ電気がつくかもわからないこの状況で、私に残された道は一つしかなかった
--ちゅっ
「ふんっ、身体で払えよ」
唇が静かに重なると、首にアリスストーンがかけられた
イマナンテイイマシタ?
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