第3章 初等部へ潜入
「んー・・
棗君とルカ君は仲良いし、同じ時期の転校生だから一緒の方がお互い助けあえると思ったんだけどなー」
「そ、それは・・」
「・・・・棗の手助けになるかもしれないし俺、棗と頑張ってみるよ」
乃木瑠架くんって子であろう子が席につき、足をあげ隣に偉そうに座っている子に向かって言っているみたい
あの偉そうな性格悪そうな奴が棗って子かな・・ってか10歳のくせに、机に足あげて!!なんちゅー子や!!
「じゃあ決定だね。席は乃木瑠架くんの隣でお願い」
『はい』
みんなの注目を浴びながら、指定された席へと向かう
「はい、じゃあホームルームはここまで
みんな、仲良くしてあげてねっ」
アディオ~スと手をあげて、鼻歌を歌いながら教室を後にするナル
『よろしくお願いします』
座席につき、横に座っている乃木瑠架くんにスマイルで挨拶
「・・・・」
は?無視ですか?
目も合わせてくれない
そして何よりもその横の子がすごい威圧を放ってこちらを睨んでいる
くっそガキがぁあぁああああ
ふん、まあ「ええわ、適当にやろ」
『「・・またあんたかい!!
勝手に人の心読まんといてよ!!」』
にこにこ~っと笑みを浮かべながらあたしの事を見てくる憎めない顔をしている10歳らしい男の子
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