第3章 初等部へ潜入
「潜入時名前ちゃんの生活を指導する係のパートナーを選びたいと思います!立候補する人は居ませんかー?」
「「・・・・」」
『・・・・』
静まりかえる教室
誰も手をあげてくれない・・っ
そりゃこの担当はめんどくさいけどさー・・きっとここにおる子らよりもあたしのんが絶対詳しいって
「立候補する人居ませんねー?だってすごい面倒くさいですもんねー。
はい、では蜜柑ちゃんの時と同様にこちらで勝手に決めたので発表しまーす」
パートナー要らんねんけどなー・・
「潜入時名前ちゃんのパートナーは、乃木瑠架くんです」
「え、、俺、、ですか、、」
一番後ろにうさぎを抱えながら座っている金髪の美少年は、びっくりしながら立ち上がる
綺麗な顔してる子やなー・・
「ちょっと先生!」
バンッと机を叩き、勢いよく立ち上がる髪の毛にパーマがキツクかかっている女の子
ギリっとあたしを睨んでおります
「佐倉さんみたいな子が棗君のパートナーっていうミスチョイスしておいて!!今度はルカくんまで・・もうちょっとちゃんと考えて下さい!」
佐倉さん・・?
ナルがさっき、蜜柑ちゃんが棗君に見てもらってるって言ってたから、"佐倉蜜柑"っていう子が柚香先輩の子供・・?
「なんやとパーマ!!うちみたいな子ってどういう意味やねん!!」
キーーっと歯が見えるように噛みしめながら勢いよく立ち上がるツインテールの女の子
みーつけたっ
あの子が佐倉蜜柑・・
柚香先輩と行平先生の娘さん・・
あたしが初校長から守り抜く子
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