第12章 暴走
棗がシャワーを浴びている間に薬と着替えを済ませた
さすがにこの皮膚のままシャワーを浴びたら痛い思いしかしないだろうと思ったから、もう寝る態勢
「今日だけだからな」
お風呂あがりの棗さん、やけに色っぽいデス
『わかってるわかってる!ごめんな・・』
私はベット、棗はソファーで寝るつもりなのか寝転がった
今は冬・・掛け布団ない状態で寝るつもり・・?
『棗・・そこで寝るん?』
「他にどこがあんだよ」
『ここ』
ここ、ここっと自分の横を指差してみる
「お前、それは犯されたいって言ってんのか?」
『いやいや、今の言葉でそういう解釈になるのがすごいわ
とりあえず、こっち来て!そんなとこで寝たら風邪ひいてまう』
「嫌」
『なんやとバカ』
「バカはお前だろバカ」
『バカいうやつがバカやんバ――カ』
「お前のんがバカバカ言ってんだろ」
『・・・・・・、もうえーから来て』
なんとなく、寂しいとかじゃないけど・・誰か側に居てほしいっていうのが本音
「ムリ」
『・・・・あっそ、じゃあええわ』
ほんま鈍感な奴
もうええわ!!
「・・・・」
『・・・・』
電気が消え、静かに時が流れる
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