第12章 暴走
--ぎいぃぃ
初校長の前では大人の姿が必須
アリスストーンを外し、内ポケットへと入れた
恐る恐る部屋のドアを開けてみた
部屋の中はたくさんの物が破壊され、ぐちゃぐちゃになっている
そして、髪は乱れスーツもしわくちゃになっており、前見た時よりも少し小さくなったような・・顔つきも若くなったようなそんな感じがした
柚香先輩の呪いが効いているのか・・
『しょ、初校長・・』
「・・・・」
ギンッとこちらを鋭い眼差しで見てくる初校長
まるで獲物を見るような狼のような眼で・・
『ど、どうされたのですか・・?
いつもの初校長らしくないです・・』
「お前・・何故ここに来た」
『・・・・最近お会いしていなかったので具合はどうかと思いまして』
--バーンッ
!!
近くにあった物が私のすぐ横を通り投げ捨てられる
『・・・・』
こんな暴力的な姿みたことない・・・・
「遅い」
『え・・』
「来るのが遅すぎるだろ!!」
こちらを睨み、叫ぶように吐き捨てられる
『す、すいません・・』
「おい!ペルソナ・・そこに居るんだろう!」
私から目線を外し、ドアの方を向かって叫ぶ
「お呼びでしょうか」
ガチャっとドアを開け、中へと入ってくるペルソナ
ドアの外に居たのか・・
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