第10章 Zへ侵略
--生徒会室の前
「おい翼いそげ」
「わーってるって」
速水くんと別れ、翼先輩の影のアリスを使って生徒会室のカギを開け、中へと侵入する
「すごーい開いたー!!」
『さすが翼先輩~~っ!』
「感心できない入室の仕方だな
ノックの一つもないうえに、果てはコソ泥の真似か」
昴!!
「例の初等部生侵入の件は君達か?
どういう事だ殿内」
「や・・これは・・その」
殿が昴は病院で他の生徒会達は本部だーとか言ってたから誰も居ないものだと思ってたんだろうな・・
「僕も知りたいね
君達がここに居る理由」
「桜野・・っ」
「殿内何故黙っている
それとも答えられない理由なのか?」
"ユーレイスポットに出没するのは必ず2人組"
秀ちゃんと昴の事か・・
「ウ、ウチのせいなんです
ウチが無理言ってここまで連れてきてもらって・・ウチの親友が・・蛍が大けがして、だからあいつら追うために・・っ」
『そうなんです、蛍を助けるには専用の抗体液がないと助けられないから・・』
「それでは君達がここにいる説明にはなってないな」
あー秀ちゃん、高校生なってちょっと生意気なった・・?
「ユーレイ
お前ら俺達がここをうろついている理由とっくに察しがついてんだろ
通報するならさっさとしろよ、それで"穴"の事がバレてここをいろいろ調べられて困るのはもしかしてお前らも一緒じゃないのか?」
「な・・どこまで知ってる」
「さあな」
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