第10章 Zへ侵略
「そのユーレイについて1つ2つ気になることがあって」
「ユーレイの話はもういいよ」
「どうもそいつユーレイと違うらしいねん」
「はっ?」
「そのユーレイがスポットに出没する時、必ず2人組ででるんやって
そして手には必ず古い小さなノートを持ってて、片っぽのユーレイの顔はこの学園のある人間にそっくりらしいねん」
「・・・っ」
「部員の言うことはには、学園総代表の桜野秀一
あいつそっくりらしいねん」
秀ちゃん・・柚香先輩を逃がしたからその場所に偶然おったんかな・・?
秀ちゃんが学園に染まるとは思われん。柚香先輩のこと大好きやったし・・
「え・・じゃあ総代表そっくりな人がこの学園で死んでユーレイに・・」
「そやなくて」
「幽霊スポットの"ユーレイ"は幽霊じゃなかったってことか」
「そゆこと」
「じゃあ幽霊の正体は総代表本人!?
けど何でそんなこと」
「あいつ何者だ・・?」
速水くん、殿、翼先輩で真剣な顔をして話ている
初等部には難しいだろうって感じ。蜜柑は理解できてなさそうやし・・
「大体Zがこの学園に侵入することなんて不可能だろ
だとすると、この学園内に手引きした者が居ると考えることが妥当だろう・・」
この感じ・・秀一さん・・疑われてますね・・
「どー考えたってあいつ胡散臭い事に変わりはない」
「ただの穴探しのつもりが・・とんでもない裏事情にぶち当たったって顔やな、殿やん」
「とにかく穴にあいつが関わっているってなるとノートのあり処の候補も一気に絞られてくるわけだ・・」
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