第10章 Zへ侵略
--新聞部
「は・・速水ー、いるかー」
全速力で逃げきた一同は、へとへとに疲れ切っています
棗もすでに子供の姿に戻っているので、私もみんなの目を盗んで子供の姿へと戻りました
あんまり私だけ長かったら不自然やしな!
「やっぱお前かー殿やん
さっきの"高等部幼女連れ込み事件"の犯人はー」
「だ・れ・が犯人だっ」
勝手に事件つくんなって呟いている殿
「こいつが新聞部部長の速水」
「よろしくー
今話題の初等部のみなさんー」
「部室みのむしで情報狂いのボケだけあって、今回の大体の事情はもう知ってやがると思うから」
「お前の全・女狂い歴も逐一な
で、今日は高等部の"穴"のことについてききたいんやて?」
「おう」
「はやっ」
速耳の速水という名の通りの速さだと納得する棗とルカぴょん
「穴はあるよ」
「ホンマですか!?」
「多分ね」
「ば・・場所は・・?」
「まあ落ち着いて
ウチの霊感強い部員が高等部におるゆうユーレイの隠密取材を長いことしててな
その中のとあるユーレイの出没スポットを探りあてたことがあったんやけど
偶然にもそこはつい最近の話題の事件と関連ある場所とどーも同じみたいやねん」
「事件?」
「Z2人組侵入事件
あの事件が起きた日、ぐーぜんにもウチの部員がそのユーレイスポット付近で不審な2人組らしき影をみたらしいねん
まあ、ウラもとってない話やから勿論本部のお偉いさんにはサラサラゆう気はないんやけど」
「速水その場所は」
「西校舎2階北奥」
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