第10章 Zへ侵略
地下の道を通り、薄気味悪い門前に立っている銅像達の間を抜け・・いや、死にものぐるいで切り抜け、高等部の校舎が見えてきました
「わーーっ」
『おーーっ』
懐かしいな・・
「こっから先、人と擦れ違うだろうしなるべく俯いて歩けよ
あと、さっきまでと違って校舎内は分かりやすくお前らに罠を知らせてくんねーからな、気をつけろよ
無事穴を見つけたら、ごまかしきかねー目立つ行動はご法度だ」
「はい」
高等部潜入
「殿ーところで俺達どこ向かってんだよ」
「新聞部」
「は・・?」
「あそこには学園ゴシップオタがいる
何かヒントつかめるかもしんねーし
まあヘンピな場所にあるけどなー」
新聞部・・速水くんのことかなー?まだ続いてれば・・
『ふーーん』
あれ・・蜜柑とルカぴょんは・・?
ふと後ろを振り返ってみたら廊下とは違う場所に入ろうと・・
『あ!!』
「ば・・その道に入るな・・!!」
時すでに遅し。
その道に入っていった蜜柑とルカぴょんは身体が浮き、無重力状態になっています
「ぎゃーーっ」
「騒ぐなチビっ暴れれば暴れる程洗濯機みたいに回されるぞっ」
騒いでいる蜜柑はぐるぐるとその空間の中でかき回され、ルカぴょんはじっと待っている為、ただ浮いているだけ
『蜜柑・・しーーっ』
蜜柑が大声を出すものだから、近くにいる高等部の生徒達がどんどん集まってくる
「目立ちまくりだろうが俺らっっ1分以内に片づけろ翼」
→