第10章 Zへ侵略
結局、謹慎中の蜜柑の代わりを美咲先輩。棗の代わりを粘土で自分の顔を変えれるアリスを持つ念土カオル君。ルカぴょんの代わりは蛍のメカで補うことになりました
「ほならさっそく高校生に変身しに行かなー!!」
女の子の私と蜜柑は制服がある場所へと行き着替えに行きました
ガリバー飴は自分の身体だけ大きくなるので制服をチェンジしないといけません
私はもちもん、飴は舐めずにアリスストーンを首から外しポケットに入れます。洋服も大きくなるけど、初等部の制服のままだから一緒に着替えます
急いで、みんなが待つ高等部の校門付近へ
『おまたせ~』
「用意遅れてごめんなさ~い
ウチちゃんと高校生に見える~?」
おーーっと殿と翼先輩の声
「お前・・」
殿がこちらに近づいてきて、両肩を掴まれる
さすがにバレテルわ・・だって数年前に見られてた姿と同じやねんもん
「昔好きだった女にそっくりだわ。今すぐ俺と仲良く--カーン
「じゃれてる暇あんのかよ」
後ろを振り返ると大人になった棗とルカぴょんの姿
『わお』
「ふ・・2人共大人やーーっっ」
「お前もだろ」
あーみんなこんな姿してたらほんまの同級生みたい
高等部の校舎までできるだけ、誰にも見られないように地下から行くことにありました
『棗・・』
みんなが先に行ってることを確認してから棗へ視線を送る
「あ?」
『私、穴が見つかっても一緒に行かれへんねん
この学園内から出たらあかんっていう契約になってるから』
「・・」
『柚香先輩・・蜜柑のお母さんがあの組織におる・・なんでか分からへんけど・・でもきっと力になってくれると思う』
「信用できねぇだろ」
『・・あの人はZに染まるような人じゃない』
「人は変わる」
『・・とにかく・・コレ』
自分の中でも最大の大きさの再生と破壊のアリスストーンを棗へと渡した
『この綺麗な色のんが再生で暗い色のんが破壊な。なんかの役にたつかもしれんから持ってて』
「ああ」
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