第9章 Zの侵入
そんなこんなで、蛍の病室まで案内してくれることになりました
蛍の病室は集中治療室みたいな大きな窓で区切られている部屋でした
「ぺー、ぺー」
『あ、あのペンギンって、、』
確かこの前、蛍が教室に持ってきてたペンギン・・持ってきてたっていうかついてきてたっていうか・・
「ぺー、ぺー」
「・・・・」
----ぽーん
ペンギンからしたら背丈的に中の様子が見えない
頑張って背伸びをしていたのできっと中を覗きたいと思ったのだろう
『棗!!』
ぽーんっとペンギンを蹴り上げる棗さん
それはさすがに可哀想やって!!
「その子高いのよ」
え!蛍!?
窓際に近寄った
酸素マスクをつけ、ベットに横たわっている。横には昴がついてあげてる。きっとアリスで治療をやってあげてるんだろう
私のアリスでも、もしかしたらできるかもしれん!!
ジェスチャーで蛍に伝えてみた
「それは無理みたい
あの銃に細工されていて専用の抗体じゃないと取り除けないって」
『そんな・・』
「あなた達、こんなところに居ていいの?危力系の収集がかけられてたみたいだったけど?」
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