第9章 Zの侵入
「おい、さっきの話聞いてたか?」
『聞いてた』
ベットからゆっくりと立ち上がる
「安静にしておくようにと伝えたはずだが。」
『あんたには関係ないやん・・・・!!』
あれ、、いま誰かに見られてた気がしてんけど・・
ドアの方を向いても誰も居ない
・・気のせいか・・
「最近、お前がそちら側に居るようがする、と初校長がおっしゃられていた
ふざけたことを繰り返しているといずれ、見放されるぞ?」
『あたしがこの4年間、どんだけ初校長の世話したと思っとん
そんな簡単に見放されん』
「自信満々だな」
『あんたとはやってきとーことがちゃうねん』
「・・女で良かったな」
『・・・ッッ』
その言葉は聞きたくなかった
自分でも認めたくない事実を言葉にされた気持ち
思いっきり睨みつけたらペルソナは部屋を出ていった
『ほんまあいつ性格悪い・・』
小さなテーブルの上に置いてある若返りのアリスストーンを首からかけ、部屋を出た
確かに・・最近初校長に呼ばれてない気がする・・
信頼がなくなったらややこしい事になるな
近々また行くことにするか・・
でも最近、ナル先輩や棗のこと考えると初校長の所、ほんまに行きたくなくなるねんよなー・・
『はぁー・・』
「ため息つけるほど回復したのかよ」
廊下をとぼとぼ歩いていると、ポケットに手を突っ込みながら歩いてくる少年
『棗!!
せやねん、自分のアリスと増幅のアリスではよ治った
蛍はどこにおるん!?』
「治ったそばからうるせぇーよ
ちょっとは黙ったらどうなんだ」
『・・・・』
「なんだよ」
『黙ってるねん』
「・・・・殺すぞ」
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