第3章 いろいろとよくわかりません
すると男の子はまたニッコリと笑い
『んー、なんて言えばいいんだろ?まあ、言えば
君をトリップさせた張本人…かな?』
は?さっきから思ってたけど、トリップて
あの小説とかドラマとかである漫画の中に入る事?
まさか…ありえない。
『実はできちゃうんだよね。時空を超えたり、こういう風にトリップする
こととか。僕達の力があればね…』
え、今 心読まれた?
一体…何者なの、この人。
『まあまあ お落ち着いて、今から 君の状況の説明をするよ。』
麗「う、うん。そうだよ。私って死んだんじゃ??」
そう言うとまた男の子は微笑んで
『うん!死んじゃったよ!!』
と言った。笑顔は可愛いけど、そんなにはっきり言われると
なんか、ねぇ…
そして男の子は言葉を続け
『でも君はね、栄誉のある死だった。だから 君にはまた違う世界で
人生を歩んで行ってほしいと言うことになったんだ。』
栄誉のある死…?
あ、そっか。女の子を助けたからかな?
ん?でも待てよ?
麗「だったら普通、生まれ変わりとか赤ちゃんから
やり直すんじゃ?」