第3章 お節介な先輩。
部活終了後
まどかは滑津と着替え中。
「まどかちゃんが好きな人って二口だったんだね!付き合ってるて聞いてビックリしたよ!」
「マイマイ、黙っててごめんね~。」
「いいよっ!自分から言うのって恥ずかしいもんね!二口って2年になってから部活サボらなくなったから環境変わったのかなぁって思ってたの。きっとまどかちゃんのおかげなのかもね!」
「フフッ私のおかげだと嬉しいねっ!」
まどかはそれを聞いてニッコリ笑った。
着替えが終わり
まどかは二口と帰る。
「二口疲れてるね?」
「あんなに騒がれたらそりゃ疲れるだろ!
つか、まどかが笹谷さんに見せて貰った画像俺持ってるからね。」
二口はスマホを手に取ると画像を見せてあげた。
「あっ、本当だ!全く一緒!」
「そうだ。笹谷さんから貰ったメモ紙貸して?」
「これ、どうするの?」
まどかがメモ紙を二口に見せると
二口はメモ紙を奪った。
「画像だけ貰えればいいんだろ?このメモ紙は俺が預かっとくから。あともう笹谷さんの事名前で呼ぶなよ。」
二口はそう言ってまどかに画像を送ってあげた。
「画像いただきました!うん、もう名前で呼ばないから安心してよ!それにしてもそれだけで妬いちゃうとか二口可愛すぎなんですけどー!」
「うるせー!俺は結構ショックだったんだかんな!」
「エヘヘ、ごめんね!」
まどかは謝りながら二口の腕にしがみ付いた。
たくっ、調子いいんだから……。
まぁ許してしまう俺もまどかに甘いんだろうけど。
甘えるまどかに二口はやっぱりうれしそうだった。