第1章 誤解ですって!!
やっと想いが通じあった二人。
只今まどかの部屋で仲良くお昼寝中。
眠っていた二口のスマホに着信音が鳴り
二口は起こされてしまった。
……誰だよ、電話掛けてきた奴は…
二口は眠い目を擦りながらディスプレイを確認した。
電話を掛けてきた相手は茂庭。
「もしも~し…茂庭さん?」
まだ完全に目覚めていない二口は気だるそうな口調で電話に出た。
[何か怠そうだな?まどかちゃんの事気になって電話したんだけど。]
「すんません、今寝てて。お陰様でまどかとはうまくいきました!」
[良かったなぁ、うまくいって!
……つか二口今寝てたって言ってたけど、
まさかまどかちゃん家で?]
「?そうっすけど、まどか起きるんで電話切っていいっすか?」
[あっ!ちょっと切らないで!]
茂庭は電話の途中で一緒に居る相手と喋りだした。
……茂庭さん誰かと喋り出したし。
きっと鎌先さんと笹谷さんだろうけど。
あと1分経って出なかったら切るかな。
二口は欠伸をしながら電話に出るのを
待っていた。