第5章 Battle5 戦力補充
自由に買っていいとは言った。
でも、変なものコンテストを開催しろとは言ってない。
「……なにこれ」
「驚いただろ! 一番驚きそうなベッドを選んだぜ!」
「いや、普通の選んでよ……」
鶴丸だけなら、許容範囲だ。
というより、鶴丸はまだ普通だと思う。
みっちゃんは、何処から持ってきたかわからない、プール用のウォーターベッド。
そして、倶利伽羅は……、ベッドといえばベッドだけど……。
丸い鳥の巣のようなベッド。
卵がクッションになってて、結構寝心地はいいとか。
で、鶴丸はブランコ型のベッド。
3つ並べると、明らかにみっちゃんと倶利伽羅より普通のベッドを持ってきてくれたと感心するくらい。
「みっちゃん、これベッドじゃないよ?」
「あれー、違ったのかい?」
「これ、プールで遊ぶ玩具だよ……。で、倶利伽羅。明らかに、足伸ばせないけどいいの?」
「問題はない」
「大有りだと思うけどなぁ、まぁいいや」
みっちゃんだけ、選び直しになった。
皆思った以上に変なベッド持ってくるからびっくりだよ。
っていうか、よくそんなの売ってたなって思う。