第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
鶴丸と会話してると、位置についてください、とのアナウンスがなる。
やっば、時間切れだ。
こんな、火力マンセーパーティーでいける相手なのかなぁ……?
本人達の基本能力を信じよう……。
「さぁ、相手を驚かせる準備はできたぜ!!」
「僕も、かっこ良く決める準備はできたよ!」
「……さっさと片付けるぞ」
あーあ、勝てる相手だといいなぁ。
僕は、不安を抱えながら位置に並ぶ。
相手は、ヒーラー無しのパーティーだ。
――ってことは、弓、短剣、杖が僕の方に総攻撃をしかけてくる可能性があるわけで……。
「みっちゃん、僕の近くで隠れといて。たぶん、3人僕にしかけてくると思う」
「あぁ、任せてくれ」
「俺は、行かなくていいのか?」
「倶利伽羅は、できるだけ剣士を抑えつつ、倒せるなら倒して。後衛まで迫られると、一気に倒されるから」
一応、会議終了。
後はスタートのアナウンスを待つのみだ。