第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
「へー、基本スキルはパワーチャージ。武器スキルは、魔法避けに、バーサーク、スピードアップなんだね。」
「あぁ、全部セットすれば使えるスキルだ」
「火力特化かー、僕も、火力を上げて素早く倒して、かっこ良く決めたいんだよねー」
何やら、みっちゃんまで危ない雰囲気。
テンプレから外れると、結構大変だぞ……?
「お前の隠密アップより、クリティカルアップのほうがいいだろ?」
「いやー、恵ちゃんがこれがオススメっていうから」
「自分でいいと思うスキルに変えたらどうだ?」
「……そうだね、やっぱり僕が使うんだし、僕が使いやすいスキルにするよ!!」
ちょ、みっちゃん!!
隠密アップは大切だよ!?
バレた後が大変なのに!!
僕は、慌てて止に行こうとする。
でも……。
「恵、短剣の後どうすればいいとか、アドバイスはあるか?」
「え、えぇ? ハープに黙らせ魔法かなぁ。その後、氷魔法で短剣つぶしに移っていいと思うよ」
「魔法は後なのか?」
「短剣が厄介だから、まず先に短剣かなぁ。あぁ、でも相手の杖の動きによって、ハープの後杖に黙らせ魔法もいいかも」