第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
みっちゃんは、乗り気しないかー。
中二っぽくてカッコイイと思うんだけど。
そのてん、ヒーラーなんて、中二要素も無いし、人気職だけど、明らかに攻撃受けなくて、技術力も装備もなくていいお手軽職だから人気だよね。
ま、その割に人気が高すぎて、パーティー枠もないんだけど。
やっぱり、前衛でタイマン張ってる剣士が最強にかっこ良くて、最強にやりがいがあるよ……。
「倶利伽羅ー、武器交換しよう……」
「くどいぞ。さっさと準備しろ」
倶利伽羅の体を覗きこむと、そこにはボディケアではなくてパワーチャージ(攻撃力アップ)の基本スキルがついてるではないか……。
「って、あれ倶利伽羅……、基本スキルボディケアじゃないじゃん……」
「あたらきゃどうってことはない」
「ちょ、倶利伽羅……、それキツイよ?」
必死に、スキル調整させようとするけど、またさっきの繰り返し。
最終的に、みっちゃんに首根っこ掴まれた。
「恵ちゃん、自分の準備は終わったんだよね?」
「ご、ごめんなさい……。今すぐ終わらせます……」