第21章 ただいま現世
僕は、始めて胴田貫達と一緒にパーティーを組む。
どうやら、胴田貫は倶利伽羅と違い、攻撃は受け流すタイプらしい。
そのぶん、攻撃できない間はあるものの、確実にドラゴンの動きは抑えられてる。
そして、その間に一期さんが後ろに回り込み、後ろからホワイトドラゴンを攻撃するんだ。
実のところ、シーフは敵の真後ろから攻撃することで、追加ダメージが発生する職。
だから、ホワイトドラゴンが飛ばないように、最大の注意を払いながら攻撃をしてる。
なんていうか、理想な壁って感じだ。
その点、倶利伽羅は攻撃タイプな感じだね。
避けながら攻撃をしてるから。
それを考えると、倶利伽羅ってソードマンをやるよりも、シーフのほうがいい気がする。
一回、話し合う必要があるな。
魔法のほうは、属性の関係で鶴丸が高いダメージを出してる。
実は、課金種族の淫魔と天使はマジシャンになった時だけ、特別スキルが使える。
鶴丸が淫魔だから、闇魔法が使える。
薬研は、天使だから光魔法が使える。
そういうわけで、属性の関係上鶴丸の攻撃が一番強いんだ。
闇と光は、スナイパーの弾にはない属性だから、闇や光の場合だと魔法が強いわけだね。