第15章 僕らの無人島!?
そして、みっちゃんに合流すると速攻怒られた。
「歌仙くん、君ねぇ、なんで食材を全部買いだめしたんだい!?」
「……僕ら付喪神の本科は、楽な暮らしができるからいいね。――でも、他の本丸は違うのさ。彼らは、僕らより少ない食料で僕ら以上に戦場へ繰り出してる」
「そうだったんだね、ごめん。皆が買いだめしてたのは、そういう理由があったなんて、知らなかったんだ……」
あ、あれ?
なんだか、急に知らない情報が出てきたぞ?
僕ら含めたこの本丸は、付喪神の本科。
で、他には『写し』の本丸がいっぱいあるってこと??
ということは……、今回の食べ物は全部プレゼント!?
ま、まぁ……、そういうことならいいけどさ、最初から言ってほしいなぁ。
「俺も、歌仙から話を聞いて、他の本丸のために宴会を開く手伝いをしてたんですよ」
「宴会かぁ、いつ頃開くのかな?」
「それが、主に連絡して政府に連絡してもらってからになるね」
「そうか、そうと決まれば、僕も頑張って腕をふるうよ!!」
僕は、頭を抱える。
その理由は、水着が足りるかどうか。
女物の水着は、今回大量に買ったからいいか。
あー、でも小さい女の子用の水着はないよ……。
幼女審神者とか出てきたら、困っちゃうなぁ。
「え、えーと。審神者の人数とか性別とかわかる?」
「悪いけど、審神者は呼ばないよ」