第15章 僕らの無人島!?
そういうわけで、僕らは水着売り場へ急ぐ。
その途中、さっきパフェを食べた広場で三条派がまったりしてる所に遭遇。
どうやら、買い物より中央の噴水が気に入ったようだ。
その後、左文字派を見つける。
小夜くんの服を選んでるみたいで、次男の宗三さんが嬉しそうに服を選んでた。
江雪さんは、遠い場所で自分の服を選んでるみたい。
普通の買い物してるって思うと、なんだか涙が……。
これ以上、変な着物する刀剣が居ないように祈るばかりだ。
「恵ちゃん。ここは子供服売り場じゃないかな?」
「あ、うん。でも、近くに男性用の服もあるよ?」
「短刀くんの服を買わないと」
「そうえいば、そうだね」
って、当たりを見渡せば鶴丸が居ない。
気づけば、鶴丸は遠くで僕を呼んでる。
どうやら、欲しい服があったみたい。
「おーい、ここの店はなかなかだぞ!」
「おー、そうだね」
でも、ここのデパートは広いから、一つ一つ見てるのが面倒だなー。
――よし、服だけ全部買い占めよう。
「店員さん、このデパートにある服全てください」
「はい、柊様」
他の皆には驚かれたけど、どうせ三条派は買い物し無さそうだし。
だらだらとした買い物は飽きちゃうんだよね。
「さ、水着買いに行こう」
そうして、辿り着いたのは夏真っ盛りって感じの飾り付けが凄いレジャー用品点売り場。
短刀ちゃんたちが、即効ウォーターベッドとか水用の乗り物に食いついてる。
とりあえずー、ここにある水着を着々と選んでく。
サーファータイプの水着のみ全て購入して、後は女性用の面倒だし全部購入。
着れなきゃ着れないで、処分すればいいし。